小学生の習い事スケジュール術!無理なく続けるための時間管理のコツ

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小学生の習い事は「詰め込みすぎない」がいちばん大事

小学生になると、学校生活に加えて習い事の選択肢も一気に増えます。学習塾、英会話、スポーツ、音楽、プログラミングなど、魅力的な習い事がたくさんあり、「あれもこれも経験させてあげたい」と思う保護者も多いのではないでしょうか。

一方で、習い事を増やしすぎると、子どもが毎日忙しくなりすぎてしまうことがあります。放課後から夕方までスケジュールがびっしりで、「宿題はいつやるの?」「遊ぶ時間や休憩時間は足りている?」と心配になるケースも少なくありません。

この記事では、小学生の習い事を無理なく続けるための時間管理のコツを紹介します。詰め込みすぎにならないよう、家族に合ったスケジュールの組み立て方を一緒に考えていきましょう。

「忙しさ=充実」ではないことを理解する

つい、「予定がたくさん入っている=充実している」と感じてしまうことがありますが、子どもにとっては必ずしもそうとは限りません。大人でも予定を詰め込みすぎると疲れてしまうように、子どもにも休息や何もしない時間が必要です。

特に小学生は、学校生活そのものが大きなエネルギーを使う活動です。授業や友達関係、新しい学びに日々対応しているため、目に見えない疲れがたまっていることもあります。

習い事を増やすときは、「今の生活に一つ足しても大丈夫そうか?」という視点を持つことが、無理のないスケジュールづくりの第一歩になります。

小学生の習い事スケジュールを考えるときの基本

では、実際にスケジュールを考えるとき、どんなポイントを意識するとよいのでしょうか。ここでは、土台となる考え方を紹介します。

① まずは「睡眠・宿題・食事」を優先して考える

スケジュールを組むときは、最初に「必ず必要な時間」から確保していくのがおすすめです。具体的には、睡眠時間、宿題の時間、食事やお風呂の時間などです。これらは削りにくく、生活の土台になる時間です。

たとえば、「夜は何時までに寝かせたいか」「宿題にどれくらい時間がかかりそうか」をざっくりイメージしておきます。そのうえで、空いた時間に習い事を配置していくと、無理のない範囲が見えやすくなります。

先に習い事の時間を決めてしまうと、「宿題をやる時間が足りない」「夕食がいつも遅くなる」といった状況が起きやすくなるため、順番に注意してみてください。

② 「週あたりの習い事時間」をざっくり把握しておく

曜日ごとの予定だけを見ると負担に気づきにくいことがあります。そこで、「1週間で習い事にどれくらい時間を使っているか」を一度書き出してみるのがおすすめです。レッスン時間だけでなく、移動時間も含めて考えると、実際の負担が見えやすくなります。

例えば、週2回の習い事でも、1回あたり2時間+往復30分で合計5時間というように、放課後の多くを使うことになります。

数字で見えるようにすると、「今はこれくらいがちょうどいいかな」「しばらくは増やさず様子を見よう」と判断しやすくなります。

③ 「家でぼーっとする時間」も予定に入れる

スケジュール表には、「何も予定を入れない時間」もあえて書き込んでみましょう。ゲームをしたり、本を読んだり、ただダラダラする時間も、子どもにとっては気持ちを整える大事な時間です。

予定がぎっしりの生活が続くと、短期的には頑張れても、長期的には疲れが蓄積しやすくなります。特に一人の時間が好きな子や、刺激に敏感な子は、意識的に「余白の時間」を残してあげることが大切です。

一見「何もしていない時間」は無駄に見えるかもしれませんが、気持ちをリセットするための大事なクッションだと捉えておくと、スケジュールの組み方も変わってきます。

平日の習い事スケジュールの組み立て方

ここからは、より具体的に、平日の時間の使い方について考えていきます。家庭の状況や下校時間によっても変わりますが、考え方の例として参考にしてみてください。

① 下校〜習い事までの「切り替え時間」を確保する

学校から帰ってきてすぐに習い事に向かうスケジュールは、時間効率だけを見れば良さそうに感じます。しかし、子どもにとっては、気持ちや体を休める時間が足りず、習い事に集中しづらくなることもあります。

できれば、下校後に30分〜1時間程度の「一息つける時間」を挟むことを検討してみてください。おやつを食べる、着替えるなど、少し気持ちを切り替えるだけでも、そのあとの習い事への取り組み方が変わることがあります。

毎日は難しくても、「学校から帰ったらまずおやつと一休み」という小さなルールを作るだけでも、子どもの負担は変わってきます。

② 習い事のある日は「宿題のやり方」を変えてみる

習い事がある日は、帰宅後に宿題をする時間が限られます。「いつもと同じタイミングで全部やろう」とすると、どうしても夜遅くまでかかってしまうことがあります。

たとえば、「朝にできる分だけ少し進めておく」「習い事に行く前に漢字だけ済ませておく」など、内容を分散させることで負担を軽くできることがあります。

テスト前など、どうしても量が多くなる期間は、「今日はここまでやればOK」と目標を小さめに決めてあげるのも一つの方法です。

③ 夜遅くなりすぎるスケジュールは見直しを検討する

習い事の終了時間が遅くなり、そのあとに夕食や入浴、宿題が重なると、どうしても就寝時間が遅くなってしまいます。短期間であれば頑張れるかもしれませんが、長く続けるには負担が大きくなる可能性があります。

もし「いつも寝るのが遅くなってしまう」「翌朝の目覚めが悪い」と感じるようであれば、時間帯の変更や曜日変更、あるいは別の教室の検討も選択肢になります。

睡眠不足は、学校での集中力や体調にも影響しやすいため、「どの習い事よりもまず睡眠を優先する」という方針を持っておくと判断しやすくなります。

土日の使い方と、家族時間とのバランス

平日に習い事を入れすぎない代わりに、土日にまとめて入れる家庭もあります。ここでは、休日の時間管理について考えてみましょう。

① 土日に習い事を詰め込みすぎない

「平日は忙しいから、習い事は土日に集中させよう」と考えると、土曜日と日曜日が習い事でいっぱいになってしまうことがあります。一見効率が良いように見えますが、家族でのお出かけや、子ども自身の自由な時間が減ってしまうことにもつながります。

連日予定が入っていると、「せっかくの休みなのに休めた気がしない」と感じやすくなります。子どもだけでなく、大人も同じです。

土日のどちらかは、なるべく「ゆとりのある日」にしておくなど、あえて予定を入れない日を意識して作るのも一つの方法です。

② 家族の予定もカレンダーに一緒に書き込む

習い事のスケジュールだけでなく、家族の予定も含めて一つのカレンダーで管理すると、全体のバランスが見えやすくなります。運動会、参観日、親の仕事の繁忙期、祖父母の家への訪問なども一緒に記入しておきましょう。

そうすることで、「この時期は習い事を増やさないほうが良さそう」「この週末は予定が重なりやすいから休む選択肢も考えよう」といった判断がしやすくなります。

子どもと一緒にカレンダーを見ながら、「今月はこんな感じだね」と共有することも、時間の感覚を育てる良い機会になります。

まとめ:無理のないスケジュールが「習い事を楽しむ力」を育てる

小学生の習い事スケジュールを考えるときに大切なのは、「どれだけ多く通うか」ではなく、「無理なく続けられるかどうか」です。睡眠や宿題、家族時間、何もしない時間も含めて、子どもの生活全体を見渡しながら、習い事の位置づけを考えていく必要があります。

詰め込みすぎず、余白を残したスケジュールであれば、子どもは習い事そのものを前向きな気持ちで続けやすくなります。「今日は疲れたけど、また行きたい」と思えるペースで続けることが、長期的な成長につながります。

家庭ごとに事情や価値観は異なります。正解は一つではありません。親子で話し合いながら、「うちにとってちょうどいい習い事の量とスケジュール」を少しずつ見つけていけると良いですね。

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